コンポとはコンポーネントの略称でロードバイクの操作可能なシステムの総称
なので複数のパーツが存在します。
⭐シフト・ブレーキレバーはハンドルに取り付け変速とブレーキを
操作するパーツです。ロードバイクは一体型ですがクロスバイクやマウンテンバイクは
別々の機構です。シフトの操作はメーカーによって異なります。
シマノの場合は右側がリアの変速で左側がフロントの変速になり、
大きいレバーを内側に倒すと大きなギヤへ変速して小さなレバーを倒すと
小さなギヤの方に変速していきます。シマノのレバーはグレードが上がるほど
コンパクトになり、握りやすくなります。
⭐フロントディレイラーはフロントの変速機です。ロードバイクはフロントのギヤは2枚
が主流でたまにシングルの物もありシングルだとフロントディレイラーは
ついていないです。軽量化がねらいで行われるカスタムです。【クライマーが】
⭐リアディレイラーはリアの変速機です。ロードバイクのリアのギヤの枚数でグレードや
種類が異なります。8枚~12枚の計5種類ありすべて異なり互換性はありません。
ギヤの枚数で動く幅や動ける箇所が違うからです。シマノはギヤの歯数でGSとSSが
あり、SSが30T【1速】まで対応してそれよりも大きなギヤはGSになります。
GSとSSの違いはプーリーが付くアーム長さでGSの方が長いです。
⭐クランクはフロントギヤとペダルが取り付けるところで長さの種類とグレードが
あります。素材もカーボンやアルミニウムチタンなどいろいろあります。
パワーメーター付きのクランクもありクランクのねじれでどれくらいパワーが出ている
か数値化したものです。
⭐ボトムブラケットはクランクシャフトが入る軸受けでクランクの形状で種類が
異なります。軸受けのベアリングがセラミックの物もありとても高価なものでが
ベアリングの発熱を抑えることができるようになっています。
⭐チェーンはフロントのギヤとリアのギヤをつなぐとても重要なパーツで使用する
頻度や距離で消耗が異なりますがだいたい2000キロごとに交換することが
望ましいとされています。交換時期をすぎて使用しているとギヤが消耗して
しまいギヤも交換することになります。ギヤの枚数で種類が異なり以外に向きもあります。
ちなみにシマノのロゴが見えるように取り付けます。
⭐スプロケットは略称で正式名称はカセットスプロケットです。リアのギヤです
ギヤの枚数とギヤの歯数の種類があります。グレードで素材が違い鉄・アルミ・
チタンなどがあります。
⭐ロードバイクのブレーキはリムブレーキとディスクブレーキの2種類です。
ブレーキは自転車を減速・停車をするためのパーツで
ブレーキのついていないものは公道を走行する事ができません。【罰則があります】
2020年まではリムブレーキが主流でした、レースで集団落車の時にタイヤフェンダー
やスタンドやディスクブレーキは切り傷などで危ないからとなかなか実用化されま
せんでした。2022年は全車ディスクブレーキでした、NEWモデルはほぼディスク
ブレーキです。
⭐コンポーネントメーカー
SHIMANO【シマノ】日本のメーカーでコンポのシェアは世界トップです。
トッププロのチーム18チーム中13チームがシマノでした。信頼性と実績と
低コストが選ばれる理由ですね。トッププロが使用することで一般ユーザー
にも人気のメーカーです。
シマノコンポーネントグレード名称
CAMPAGNOLO【カンパニョーロ】1901年創業イタリア老舗メーカーでロードバイクの礎を築いた、
イタリアらしい造形美で古いコンポも未だに高値で取引されています。略名でカンパと
呼ばれ、今では当たり前になったクイックレリーズを発明した。12速を最初に取り入れたり
ロードバイクの先端を行くメーカーである。一番高価なコンポーネントである。
カンパニョーロコンポーネントグレード名称
2022年現在
SRAM【スラム】1987年設立アメリカンブランドで、MTBパーツから始まった
メーカーです。2007年にロードバイク向けコンポREDを発表し参入。今では新車の
ロードバイクのコンポーネントとして採用される。一番の低価格メーカーです。
スラムコンポーネントグレード名称
⭐まとめ
コンポーネントによって操作方法や性能、価格帯の違いがあり自分の思いの
ロードバイクに仕上げることができる。個性を活かせるパーツでもある。だから
みんなこだわってコンポーネントを選びを楽しみ自分の好みする。
コンポーネントを分かるようになると、すれ違うロードバイクの
コンポーネントも気になり走ることがより楽しいものになります。